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電解水とは?メリット・デメリット、家庭用と業務用の違いまで分かりやすく徹底解説

2021年12月10日

毎日のお掃除のほか「除菌」の用途でも注目されるようになった「アルカリ電解水」。
なぜいま洗剤ではなくアルカリ電解水が良いとされるのか、電解水とはそもそも何?という点から数回に分けて解説していきます。


■電解水とは?

電解水って何?
水に科学的な処理をして水にはない機能をつけた水で、その代表的なものが電気分解をして作られる「電解水」です。電解水は、その有用性に関して科学的根拠があるもので、環境やひとにやさしいのが特徴です。

電解水の種類
電解水の種類は「アルカリ電解水」と「酸性電解水」の2つに分類されます。
電解槽の中の水は電気分解することで、マイナスの電極でアルカリ電解水、プラスの電極で酸性電解水が生成されます。
ただの水だけでは電気が通らないので、塩※などを使用して電気分解を促します。
※生成する電解水の種類やメーカーによって使用するものは異なります。

水の分子H2Oを電気分解すると、マイナス極の槽ではプラスイオンのH⁺を水分子から引きはがして、水の中にH⁺よりもOH⁻が多く存在する水が出来上がります。これがアルカリ電解水です。
反対に、プラス極の槽では水分子からマイナスイオンのO⁻を引きはがして、H⁺が多く存在する水ができるのが酸性電解水です。

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酸性電解水
酸性電解水は、主に殺菌の目的で使われています。例えば、食品工場の衛生管理で殺菌処理に使われたり、歯科医院・クリニックで器具の洗浄や、うがいをする水、歯を削る時に出てくる水にも使われていることがあります。商品のほとんどが業務用で使用されており、家庭用としてはほとんど市販されていません。酸性電解水はpH値が安定しにくく長期間の保存がしにくいため、家庭用の洗剤ボトルのような形状ではなく、工場や歯科医院では電解水生成機を導入し、使用する分を機械で生成して使うということが多いようです。
除菌を目的に使われますが、酸性電解水には洗浄力がないため、一時的な除菌はできても対象物に汚れが残っている場合はまた菌が発生しやすいということもいえます。

アルカリ電解水
アルカリ電解水には、「タンパク質や油脂を分解」する特徴があります。そのためお掃除の用途として、業務用アルカリ電解水や、一般家庭用商品もスーパーやドラッグストア、100円ショップなど、広く流通したくさんの商品が販売されています。電解水の生成器で作られたアルカリ電解水には、OH⁻をよくみると、水の分子の時には両手にH+を持っていましたが、OH⁻は片手が空いて焦っていますね。この片手が空いた不安定なOH⁻は元の水の状態に戻ろうとして、陽イオン(+)を帯びた物質を探しています。

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油汚れなど酸性の汚れは陽イオン(+)を帯びているので、OH-は空いた片手で汚れと手をつないで安定を取り戻します。これが、アルカリ電解水が汚れを浮かせて分解するメカニズムです。

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洗剤成分が残らないことから、すすぎや水拭きの必要がなく、失敗もしにくく一般家庭のお掃除でも扱いやすいため人気のある洗浄剤のひとつです。

特に便利なのが、一般家庭でお掃除が必要な汚れのほとんどは、このアルカリ電解水でお掃除ができるということ。次の図は、身近な汚れの例とそれに対する効果的な洗剤をあらわしたものです。

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効果的に汚れを取り除くには、汚れに対してどんな洗剤が効くかを知っておくと簡単で便利です。

ホコリやちょっとした汚れは掃いたり拭けば簡単にお掃除ができますが、一般家庭のお掃除で困りごとが多いのは、油汚れや水垢など洗剤をかけても何度拭いても落ちない頑固な汚れ。

表を全部覚えるのは大変なので、一般家庭でいえば種類の少ない「水垢・トイレの黄ばみ黒ずみには、酸(レモンなど)が効く」と覚えておけば簡単です。それ以外の頑固な汚れはアルカリ性の洗剤を使えばお掃除がラクです。

世の中には様々な種類の洗剤が販売されています。用途にあわせてたくさんそろえるのも一つの手ですが、表からもわかるように、アルカリ電解水の汎用性は注目すべきポイントです。

「水垢や尿石以外のしつこい汚れは、アルカリ電解水」という簡単な図式でお掃除すれば、家に置いておく洗剤の種類も少なくでき、洗剤ごとにそれぞれの詰め替えを常備しておかなければならないということも不要になります。
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